ダーマペン

ダーマペンとは

ダーマペンとは、ニキビ・ニキビ跡の治療に使われる医療機器のことです。0.25～3.0mmの深さまで、細い針で小さな穴をあけて、肌のターンオーバーを促します。小さな穴には成長因子を導入するので、肌の回復を速めることができ、コラーゲンやエラスチンが増生されます。ダーマペン4は1秒で1920個もの穴を肌にあけ、自己再生作用を高めます。

ダーマペンの効果

ダーマペンの施術で期待できる効果を紹介していきます。ニキビ・ニキビ跡・くすみ・毛穴・シワが気になる人は以下の効果参考に、自身に合うかどうかを判断してみましょう。ダーマペンはアメリカFDAの承認を取得しています。

ニキビ・ニキビ跡

ダーマペンは、現役のニキビの原因となっているアクネ菌・雑菌・膿を取り除けます。ニキビの治りを早くすることで、色素沈着やクレーターの予防をします。

一方でニキビ跡は真皮層まで傷ついている可能性があるため、肌の状態に合った深さまで穴をあけることが大切です。深くまで傷ついている場合は深い層まで刺し、コラーゲンを増殖して、クレーターを盛り上げて徐々に改善へと導きます。クレーターが深い場合は複数回の施術が必要となるケースもあります。

くすみ（美白）

ダーマペンは、肌に無数の細かい穴をあけるため、コラーゲンやエラスチンが増生され肌のターンオーバーが促されます。肌の自己再生作用を高めることで、肌のくすみを改善する効果が期待できます。

そもそもくすみとは、メラニン停滞や糖化、乾燥や角質肥厚、血行不良などが原因で起こります。肌のターンオーバーを整えれば、くすみを予防して肌に透明感を持たせることが可能です。エイジングケアとしても用いられています。

毛穴

ダーマペンは、毛穴を引き締めて、毛穴の開きや黒ずみを目立たなくさせる効果が期待できます。毛穴の黒ずみは、皮脂が排出されずに毛穴が詰まることで、角栓に変化して起こります。肌に無数の細かい穴をあけると、皮膚のコラーゲンやエラスチンが増生されます。ターンオーバーを速めて毛穴に角栓ができにくくし、開いた毛穴も引き締めてくれます。

シワ

ダーマペンは、コラーゲンやエラスチンの生成を促すので、シワの改善効果が期待できます。シワは加齢とともに肌の弾力が失われることで起こります。弾力が損なわれるわけは、真皮を支えているコラーゲンやエラスチンのゆるみで表皮が支えきれなくなるためです。針で穴を開いて自然治癒力を高めて、ハリのある肌へと導きます。

ダーマペンの仕組み

ダーマペンは、ステンレス製の細い16本の針が高速振動する機械です。1秒に約120回振動し、肌に垂直に細かな穴をあけます。症状に合わせて0.1mm単位で刺す深さを変えられるのが特徴です。針を刺すスピードは5段階あり、皮膚表面へのダメージを抑えて細かな穴をあけることができます。

施術は顔全体と体にでき、妊娠線・毛孔性苔癬・手などに施術できるクリニックもあります。施術の効果には個人差があり、複数回の施術を必要とするケースもあるので事前に医師に確認してみてください。

ダーマペンの施術中の痛み

ダーマペンの施術中はヒリヒリ感や掻痒感がある可能性があります。麻酔クリームを塗布すると、施術時の痛みを抑えられます。痛みの度合いを確認しながら施術を進めることが可能です。

ダーマペンの副作用や
ダウンタイム

ダーマペンの副作用として、赤みや発疹、ヒリヒリ感や掻痒感がある可能性があります。ダウンタイムは1～3日で、施術した翌日にはメイクができます。1度で効果を実感するケースもありますが、1カ月間隔で4～6回ほど続けると効果を実感しやすくなるでしょう。施術後は肌がデリケートな状態なので、日焼けに注意する必要があります。施術当日は日焼け止めを使えないので注意してください。