脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射とは、脂肪組織に薬液を注入して脂肪細胞を減少させる施術のことです。脂肪細胞の細胞膜が破壊されて、脂肪細胞が減少します。脂肪吸引とは異なり、ダウンタイムが少ないのが特徴です。個人差があるので効果を実感しにくい場合は、3回程度の施術を1~2週間間隔で行うケースもあります。
脂肪溶解注射の効果
脂肪溶解注射の効果を紹介します。鼻先・頬・頬の上・二重あご・フェイスラインが気になる人は、脂肪注射で引き締め効果を狙うこともできます。脂肪量が多いボディには向いていない施術となります。
鼻・頬・頬骨の上の脂肪を減少
させる効果が期待できる
脂肪溶解注射は、クリニックによって注入できる箇所が異なりますが、鼻先・頬・頬の上に注入できるケースがあります。鼻先・頬・頬の上にある脂肪細胞を減少させ、すっきりとした印象を与える効果が期待できます。
二重あご・フェイスラインのたるみの引き締め効果が期待できる
脂肪溶解注射は、二重顎やフェイスラインに注入すると、脂肪細胞を減少させて顔回りをシャープにさせる効果が期待できます。脂肪量によっても注入量や注入回数が異なるので、複数回の施術が必要となるケースもあるでしょう。
脂肪溶解注射のメリット・
デメリット
メリット
脂肪溶解注射のメリットは、ダウンタイムがほぼない点にあります。痛みも少なく、手軽に始められる施術です。顔などの脂肪量が少ない箇所に対して向いています。脂肪溶解注射と一口に言っても使用する薬剤や注入量、回数などによって実感できる効果が異なるため、医師と相談のうえ治療プランを決めましょう。
デメリット
脂肪溶解注射のデメリットは、脂肪吸引よりも効果を実感しにくい点が挙げられます。手軽に受けられる施術の反面、減少させられる脂肪量に限りがあり、脂肪量によっては効果を実感しにくいケースがあります。事前のカウンセリングで医師に肌の状態を確認してもらい、脂肪溶解注射が向いているかどうかを判断してもらうことがおすすめです。
脂肪溶解注射の副作用や
リスク
脂肪溶解注射の副作用としては、脂肪吸引よりも痛みは少ないものの、施術後に注入箇所に熱感や痛みを感じる可能性があります。また、施術後は腫れや内出血が起こるケースがあるため注意が必要です。腫れ・内出血・むくみは3日~2週間程度続く可能性があります。また、ほうれい線などの脂肪が少ない箇所に注入する際は、かえってたるみを目立たせてしまう恐れがあるため、事前に医師にご確認ください。
脂肪溶解注射が向いている人
- 顔など、体に比べて脂肪が少ない箇所へ注入を検討している人
- ダウンタイムがほぼない施術を希望している人
- 痛みがほぼない施術を希望している人
- 頬などの顔の中でも脂肪量が多い箇所に注入を検討している人
脂肪溶解注射は、物理的に脂肪細胞の数を減少させる脂肪吸引とは異なり、あくまでも薬剤を使って脂肪細胞を減少させていきます。減少できる数が異なるので、ボディなどの脂肪が多い箇所への施術は不向きです。顔などの脂肪が少ないパーツに施術を希望している人に向いています。
とはいえ、脂肪が極端に少ないほうれい線などは、かえって肌にたるみをつくる原因となる可能性があるので、注入箇所には注意が必要です。
脂肪溶解注射の製剤の種類
BNLS
BNLSはヒバマタなどの植物成分を主成分とした脂肪溶解注射です。3日~1週間ほどで効果を実感できるケースが多いですが、1週間間隔で3~5回程度の施術が必要となるケースもあります。
BNLS neo
BNLS neoは、ヒバマタなどの植物成分に加えて、デオキシコール酸を配合しています。2~3週間間隔で6~8回程度の施術が必要となるケースもあります。
山参注射
山参注射は、サンサムなどの成分を主成分とした脂肪溶解注射です。2~3週間間隔で3回程度の施術が必要となるケースもあります。
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