美容皮膚科の治療で保険は適用されるの?
ほぼ全て自由診療。一部に保険診療もあり美容皮膚科で行なわれている治療は、すべて自由診療というイメージがあります。つまり、保険が効かずにすべて自腹での診療ということです。 確かにそのイメージは、おおむね間違ってはいないのですが、美容皮膚科の一部の診療メニューには、保険が効く治療も存在しています。 ここでは、美容皮膚科と保険の疑問に対して分かりやすく解説していきます。
美容皮膚科で保険は適用されるか
美容皮膚科で行われる治療のほとんどは、保険が適用されません。一部に保険適用のメニューもありますが、その点については後述するとして、ここでは美容皮膚科で保険が適用されない理由を説明します。
健康保険制度の目的とは、人が何らかの病気やケガを負った際に、本人やその家族の生活の安定に寄与することです(健康保険法第一章第一条)。つまり、病気やケガで仕事などに支障が生じた場合に、本人や家族を金銭的に救済することが健康保険の目的です。
美容皮膚科で診療している内容は、大前提として病気やケガではありません。「より美しくなりたい」という望みをかなえるための、美容を目的とした治療です。これを治療しなかったからと言って、本人や家族に何らかの負担が生じるわけでもありません。健康保険法の趣旨に照らせば、美容皮膚科における診療メニューの多くに保険が適用されないことは、明らかでしょう。
保険が適用される場合とは
健康保険法の趣旨に照らし、その症状が「本人や家族の生活に支障がある」と判断される場合には、たとえ美容皮膚科での治療であったとしても保険が適用されます。 美容皮膚科における保険適用の例にはいくつかありますが、代表的な診療メニューとしては、次のようなものがあります。
ニキビ治療
ニキビは皮膚の炎症の一種です。保険診療によって炎症を防ぐことは、ニキビに限らず他の症状であっても一般的に行なわれています。 ただし、保険の範囲における治療法は狭く限定されているのが普通です。ニキビを治して、なおかつニキビ跡も残らない綺麗な肌を目指すのであれば、自由診療におけるニキビ治療を選択したほうが良いでしょう。
ほくろ除去
一見ほくろに見える症状が、実は皮膚癌だったということは少なくありません。そのため多くのクリニックでは、ほくろの初回診療、および病理検査に保険が適用されます。 病理検査のためにほくろを切除する場合、その切除によってほくろを全摘することがあります。結果として、ほくろ除去をすべて保険で賄えることになります。 ただし、レーザー治療によるほくろ除去には保険が効きませんので注意してください。
わきが治療
わきがの症状が、患者の生活や仕事を著しく損なう程度と医師が判断した場合、切除法に限って保険診療の範囲で治療をすることが可能です。 保険適用になるレベルの症状かどうかという判断基準は、ひとえに医師の「鼻」になります。なお保険が適用されるのは、わきが治療の切除法のうち「剪除法(せんじょほう)」と呼ばれる治療法のみです。
まぶたのたるみ(眼瞼下垂手術)
加齢などによって上まぶたがたるみ、垂れ下がってくる症状を、眼瞼下垂(がんけんかすい)といいます。症状によって視界不良などの日常生活への支障が生じた場合、切開による手術に限り保険が適用される場合があります。
目頭切開
まつ毛が目頭に入り込み、切開以外に除去法がない場合には、保険適用によって目頭切開の手術を受けることができます。
※クリニックによっては、ここで紹介した診療を扱っていなかったり、扱っていたとしても保険が適用されなかったりする場合があります。保険を使っての治療を希望する場合は、受診予定のクリニックに問い合わせてみてください。
少しでも治療費用を抑えるには
以上のように、美容皮膚科における診療メニューのほとんどには、保険が適用されません。そのためトータルでかかる治療費は、想定以上に高額になることもあります。 そこで、美容皮膚科における治療費を少しでも安く抑えたい人は、以下のような料金制度を利用してみてはいかがでしょうか。
コース価格
レーザー治療や光治療、ピーリング、医療脱毛、といった診療メニューにおいて、複数回治療を受けることを条件に、治療費の総額が割引される価格制度です。美容皮膚科の治療は、効果が出るまでに複数の施術を受ける必要があるものも多くあります。コース価格を賢く活用してみてください。
キャンペーン価格
月ごとに特定の治療メニューが割引されるというキャンペーンを行っている美容皮膚科も多くあります。また、医療脱毛やレーザー治療、フォトフェイシャルなどの光治療では、初回の料金が割引されるキャンペーンがあることも。
モニター価格
モニターとして治療を受けることで、料金の割引を受けられるというものです。モニターとなる場合、治療前後に治療部位の写真を撮影し、ビフォーアフター写真としてクリニックの宣伝や広告に用いられます。
多くの美容皮膚科では、様々なお得情報を随時用意しているので、せっかくの情報を見逃さないよう、ホームページを定期的にチェックしてみてくださいね。
詳しく知る!