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首のイボを除去するにはどうすればいい?

目次

イボにまつわるお悩み解消コラム首イボを除去するには

年を取るごとにだんだん増えていくことが多い首イボ。実は首イボには複数の種類が存在します。種類ごとに原因や治療法が異なるので、自分のイボの状態を確認し、適切な治療を受けましょう。ここでは首イボができる原因や治療法を記載しているのでチェックしてみてくださいね。

首イボの種類と原因

首イボには良性(非ウイルス性)イボとウイルス性のイボが存在します。それぞれの特徴や発生する原因をまとめているのでぜひご覧ください。

良性(非ウイルス性)の首イボ

首や脇の下、体にできる良性(非ウイルス性)イボ。首イボのほとんどがこの良性(非ウイルス性)イボだといわれています。
首だけにできる方もいますが、できやすい体質の方だとさまざまな場所に複数発生することもあります。両親や親戚に良性(非ウイルス性)イボがある方がいるという方は、将来発生する可能性があるので注意が必要です。

アクロコルドン

多発しやすく、他のイボよりも小さい「アクロコルドン」。直径が2~3mm程度で、皮膚にぺったりはり付いているのが特徴です。通常のイボと同様に茶色い色をしています。

スキンダック

アクロコルドンと似ているのが「スキンダック」です。首の皮膚から飛び出しているのが特徴で、引っ張ると取れてしまいそうに思えますが簡単には取れません。はじめは小さくても、徐々に大きくなる傾向にあります。

軟性線維腫

直径約1cmとやや大きめの「軟性線維腫」。アクロコルドンやスキンダックは複数存在するケースが多いのですが、軟性線維腫は単発で発生します。

脂漏性角化症・老人性疣贅

「脂漏性角化症」もしくは「老人性疣贅」は加齢が原因で発生します。直径は2~3mm程度で、多少盛り上がりがあるのが特徴です。30~40歳以降に発生するケースが多く、歳を重ねるごとに増加。80歳以降になるとかなり発症する方が多いことから老化現象ともされています。

ウイルス性の首イボ

良性(非ウイルス性)の首イボとは異なり、しこりのように固くなるのがウイルス性のイボ。「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」とも呼ばれています。

ウイルスの一種である「ヒトパピローマウイルス」が皮膚内部に侵入すると発生。放っておくと、周りにどんどん広がっていくので早めに対処すると良いでしょう。

かかとや足の裏といった角質の厚い箇所にできるため、首にできる確率は極めて少ないといわれています。

首イボができやすくなる原因

遺伝が大きな原因の首イボですが、進行を早くさせる原因が日常の中に潜んでいます。ここではその原因を3つ紹介するので、首イボができてない方も、すでにできてしまっている方も要チェックです。

衣服による摩擦

イボは擦れると発生しやすくなります。ハイネックの衣類を着用する、マフラーを巻くといったことが首イボの発生につながる場合があるのです。

そのほか、ネックレスによる刺激が原因で首イボが増加してしまうこともあります。

紫外線

紫外線によって肌が刺激を受け、首イボが発生することがあります。もともとは眠っていたイボを作る細胞が、紫外線によって大きなダメージを受け、皮膚表面にイボとなって発生してしまうのです。

首イボの治療法

液体窒素・冷凍療法

首イボの治療法の中でも特に王道なのが、液体窒素・冷凍療法です。ピンセットまたは綿棒を約マイナス200度の液体窒素につけ、イボをやいていきます。低温火傷のような状態にすることで、イボが侵食した部分を除去していく方法です。

麻酔することはないので、治療中は痛みを感じる場合も。治療後1~2週間頃にやいた部分が剥がれ、綺麗な皮膚へと生まれ変わっていきますが、それでも除去できていない場合は同じ治療を繰り返します。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスを使用したレーザーによってイボを取りのぞく炭酸ガスレーザー。昔に比べて、首イボの治療法として選択する方が増加しています。

炭酸ガスのレーザーを首イボに当てると、イボの細胞内にある水が反応。熱エネルギーが発生することによって首イボが除去される仕組みになっています。

小さなイボはもちろん、大きなイボの治療も可能で、メスを使用する治療法よりも出血が少ないのがメリットです。局所麻酔をして治療するので痛みがないほか、短時間での治療が可能。自由診療となるので、クリニックによって治療費は異なります。

外科的手術による治療

メスを使用して首イボを切除する方法もあります。特に大きなイボの場合、治療法として選択されることが多いのが、この外科手術です。

治療中は麻酔を使用するので痛みは一切ありませんが、治療した後に麻酔が切れると痛みが発生する場合があります。切除後に患部の縫合を行い、治療から1~2週間後には抜糸が必要です。

1度の治療で除去できますが、メスを入れた部分が治癒するまで清潔に保たなければなりません。

ハサミでの切除

医療用のハサミを用いて首イボを除去する方法があります。イボの治療法としてかなり多く使用されており、「思ったよりも痛くなかった」という方も多いようです。

出血や痛みが少ないことから麻酔が使用されることはほとんどありません。ただ、イボが大きいと痛みを生じるケースがあるので、全く痛みを感じないわけではないことを覚えておきましょう。

イボが1つだけだと1回の治療で終えることが可能で、傷跡が残りにくいといったメリットもあります。

中には医療用のハサミ以外で自己処理してしまう方も少なくありません。しかし、自己処理をすると失血が多くなったり、痛みが大きいといったリスクが生じます。決して自己処理せず、クリニックで医師に相談などをおこなって除去するようにしましょう。