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はじめての美容皮膚科ガイド

ポテンツァ

目次

ポテンツァとは

ポテンツァは、肌に針を刺して高周波RFを照射し、薬剤を浸透させるマイクロニードルRFの治療器です。針を刺した肌の創傷治癒機能を利用して、コラーゲンやエラスチンを増生させます。また、真皮層に熱作用を与えることが可能です。肌の引き締め効果も。さらには、針を刺すのと同時に表皮に塗布した薬剤を、真皮層に届けてくれます。

ポテンツァの効果

ポテンツァの効果を紹介します。以下の効果を参考にして、自身の肌トラブルを解消できそうかどうかを判断してみてください。

ニキビ・ニキビ跡の改善効果が期待できる

ポテンツァはニキビ用のチップと、ニキビ跡・美白用の専用チップがあります。

ニキビ用のチップでは、直接高周波RFを照射して皮脂腺を焼くことができます。ニキビは過剰分泌された皮脂で毛穴が詰まり、炎症が起きた状態です。皮脂腺を破壊することで再生されにくくなり、繰り返しニキビができるのを予防できます。

また、創傷治癒力を高めるため、新しい皮膚への再生を促すので、ニキビ跡の改善にも効果が期待できます。

肝斑に効果が期待できる

ポテンツァは、肝斑・毛穴・酒さ用のチップがあります。肝斑の治療では、原因となるメラニンの産生を抑制します。レーザーは肝斑に照射するとメラノサイトが刺激され濃くなる恐れがあり、レーザートーニングでは色素沈着や白抜けが起こるリスクがあります。メラノサイトを破壊するわけではないため、副作用のリスクを抑えられるのが特徴です。

毛穴の開き・赤ら顔の改善に効果が期待できる

ポテンツァは、上述したように毛穴用のチップがあります。真皮層に針で高周波RFの熱を加えるため、線維芽細胞が活性化されてコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。毛穴を引き締める効果が期待できます。また、同様に酒さ用(赤ら顔)のチップがあるので、熱を与えて新生血管の生成を抑制。赤ら顔の原因となる毛細血管拡張を改善へと導きます。

ポテンツァの施術の流れ

施術当日

ポテンツァの施術を受ける前に医師のカウンセリングを受け、肌の状態を確認してもらいます。一人ひとりの肌の状態に合わせた治療プランを提案してくれます。施術の際はクレンジングで化粧をしっかりと落としてから、薬剤を肌に塗布してRFを照射。メイクは、施術当日は行えないので注意してください。

施術後

ポテンツァの施術後は肌がデリケートな状態なので触らないようにしてください。メイクは翌日以降から可能です。

ポテンツァの施術中の痛み

ポテンツァは、肌に針を刺すため軽い痛みを感じる恐れがあります。痛みが苦手な人は、事前に医師に相談すると麻酔クリームなどで対処してくれるケースも。ただ、従来のマイクロニードルの施術よりも痛みが少なくなっています。痛みを軽減できるのは、ドラッグデリバリーシステムのポンピングチップを使用しているためです。

ポテンツァの副作用や
ダウンタイム

ポテンツァは、施術後から数日間、赤み・熱感・むくみ・ひりひり感などが生じる可能性があります。ダウンタイムは少ない施術ですが、赤みや熱感がある場合は冷却をすることをおすすめします。

また、皮膚の乾燥を感じる可能性があるため、施術から1週間はしっかりと保湿を行ってください。針を刺すのでかさぶたができるケースがありますが、1週間程度で自然にはがれ落ちます。無理にはがさず自然にはがれるのを待ちましょう。