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はじめての美容皮膚科ガイド

Qスイッチルビーレーザー

目次

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチルビーレーザーとは、黒・茶・青に吸収される性質を持ったレーザーです。表皮と真皮にアプローチでき、しみ・そばかすへの効果が期待できます。メラニン色素に照射すると熱を出して破壊しますが、正常な皮膚へは反応しないためダメージを抑えられます。メスを使わないのでダウンタイムが短く、外来通院で処置が行えるのが特徴です。

Qスイッチルビーレーザーの
効果

Qスイッチルビーレーザーで施術をした際の効果を紹介しています。黒・青・茶のしみや、刺青・アートメイク、ほくろで悩んでいる人は以下の効果を期待できるので、ぜひ検討材料にしてみてください。

黒・青・茶のしみやあざに効果が
期待できる

Qスイッチルビーレーザーは、赤いあざには向いておらず、黒・青・茶のしみやそばかす、あざに効果が期待できます。表在性のしみとしては、老人性色素斑・雀卵斑・扁平母斑・色素斑へのアプローチに向いています。深在性のしみとしては、太田母斑・異所性蒙古斑・後天性真皮メラノサイトーシスの症状が挙げられ、美容目的で使用することが可能です。

刺青・アートメイクにも効果が
期待できる

Qスイッチルビーレーザーは、表在性・深在性のしみだけでなく、外傷性刺青・入れ墨・タトゥー・美容刺青にも効果が期待できます。症状に応じた出力で照射するため、肌へのダメージを抑えられます。YAGレーザーよりもしみの除去施術に向いているとされており、破壊したメラニン色素を体表へと排出することが可能です。

ほくろの除去にも効果が期待できる

Qスイッチルビーレーザーは、ほくろの除去にも効果が期待できます。平らなほくろを少しずつレーザーで薄くしていき、目立たなくする施術方法です。皮膚を削らない施術で、麻酔なしで施術を受けられるのが特徴。ただ、個人差はあるものの5~6回程度の施術、繰り返しの照射が必要となります。施術後は無理にかさぶたをはがさないように気をつけてください。

Qスイッチルビーレーザーの
施術の流れ

施術当日から10日目まで

Qスイッチルビーレーザーの施術当日は軟膏・テープで保護するため、帰宅後はテープをはがさないようにします。10日経過するまでにはがれた際には、軟膏を塗って新たなテープで保護します。濃い茶色の薄皮、かさぶたができたとしても、無理にはがすのは禁物です。かさぶたを無理にはがすと、色素沈着が残る恐れがあります。

11日目~

Qスイッチルビーレーザーの施術を受けてから11日目以降は、テープを貼る必要がなくなります。かさぶたが自然にはがれた後も、3カ月くらいは日焼け止めを塗布してケアすることが大切です。

Qスイッチルビーレーザーの
施術中の痛み

Qスイッチルビーレーザーは、施術中に輪ゴムではじかれたような痛みを感じる可能性があります。痛みが苦手な場合には麻酔クリームを使用してもらえるケースがあるので、事前にクリニックまでご相談ください。また、自然とかさぶたはがれるまでは、テープが取れた際に少し血がにじむ可能性があります。ガーゼで軽く押さえて対処します。

Qスイッチルビーレーザーの
副作用やダウンタイム

Qスイッチルビーレーザーの副作用としては、かさぶたができる、一時的に皮膚がピンク色でくぼむ・色素沈着を起こすといった症状が起こるケースがあります。かさぶたは自然にはがれ落ち、くぼみや色素沈着も次第に落ち着いてくるため、必要以上に施術箇所をいじらないようにしましょう。ダウンタイムはおよそ1~2週間で、施術箇所へのメイクは11日経過後に行うことをおすすめします。